家が好き
子どものころから家というものが好きでした。
小学生のころ、課外学習で学校から近所の高級住宅街を通り抜けることがあったのですが、学習内容などそっちのけでよそのお宅ばかり眺めていたものです。母が購入していた婦人雑誌に間取り図が載っていれば、それを見て胸をときめかせたり、自分の家の床に鏡を置いて、逆さまになった鏡の中の部屋に入り込んで(もちろん想像の中でですが)遊んでいたこともよく憶えています。親戚の家に行ったときの記憶も鮮明で、天井からぶら下がったランプ、窓の手すりの手触りや模様も憶えています。
また、今でもしばしば、行ったことのない知らないはずの家にいる夢も見ます。そのおなじ家を、また別の日の夢で訪れることもあります。
これは6歳の女の子が落書きしたものですが、こういうものを見ても、私はうれしいような、ときめくような気持ちがするのです。
女の子は、ままごと遊びが好きですから、そもそもお家というものが好きなのかもしれませんね。
写真は手作りのドールハウスです。キットなどを用いず、手近にある材料を工夫して作ったもの。アイスキャンデーの棒がドアやベッドに使われていたり、針金で道具をこしらえたり、なにかしらの廃材でインク壺を作ってみたり・・・床のマットなども手織りしたものです。
シルバニアファミリーはロングセラーのおもちゃになりましたね。家の中に家具や道具を並べていくとき、子どもたちは、あの熊さんやうさぎさんにどんなドラマを描いているのでしょうか。
大人になって、私たちが家に託す夢は、シルバニアファミリーのようにお手軽ではありません。でも、家を買う、これまでと違った別の家に引っ越す、そういう喜びとわくわくは、お手軽ではない分、いっそう大きいものでしょう。
那須の中古別荘は、時には車よりも安く買えます。手がとどくところに大きな夢が、現実としてあるのかもしれません。
物件をたくさん見るなかで、このお家はどんな方のどんな夢にマッチするのだろう、そういう想像をして、私自身の消えない「家への夢」を満たしています。
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